「どびとるでえ。」

阿波弁です。ずっと思い出さずにいましたが、今日、お風呂の中で、ふと頭に浮かびました。
お風呂に入ったら、お湯がぬるくて、追い焚きをして、暖まるまで15分くらいずっとお湯につかっていました。
そうすると、指がしわしわになってきて、ふと「どびとるでえ。」という言葉が思い出されたのです。
子どもの頃、お風呂上がりに、母が僕の指を見て言った言葉で、自分でも、どうして指がこんなにしわしわになるのだろうと不思議に思ったのを覚えています。
もう、ずっと口にしたことがない言葉でしたが、「どびる」という言葉を「ふやける」というような意味で使っていました。
残ったおかず等をとっておいて、水っぽくなって腐っているときも、「どびとる。」と言っていました。
40年ぶりに頭に浮かんだような気がします。