森の音楽会

奥志賀高原ホテル森の音楽堂で、「サイトウ・キネン室内楽勉強会 声楽・ピアノデュオ&小澤征爾指揮による弦楽オーケストラ」がありました。
3時頃着くと、声楽・ピアノデュオのリハーサルをしていました。
次に弦楽オーケストラのリハです。
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中国や台湾からも優秀な学生を選抜し、勉強会をして臨んでいるようです。
とてもいい天気で、空気が澄んでいます。
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森の音楽堂から奥志賀高原ホテルまで入場を待つ列が伸びていきました。
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4時半開場となりました。
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300人ほどが入って満席です。
娘がトップバッターで演奏しました。
デュオとソロの伴奏で2回演奏して、休憩となりました。
外へ出ると、ちょうど夕日が焼額山の北側に沈むところで、とてもきれいでした。
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奥志賀高原ホテルも夕日に輝いています。
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森の音楽堂の周りには、観客や今出演が終わった声楽とピアノの人たちが外へ出てきていました。
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後半の始まりです。
「チャイコフスキーの弦楽セレナーデ ハ長調 op.48」ですが、始める前に、小澤征爾さんの話がありました。
小澤征爾さんの公演のキャスティングやプログラミングをしてくれていた人が、8月3日にサンフランシスコで亡くなったということです。83才でした。小澤征爾さんの右腕のような人で、亡くなられてから最初の音楽公演なので、この曲の第三楽章エレジーを亡くなった友に捧げる。ということでした。
演奏が始まると、22人の若手演奏家たちと小澤征爾さんの指揮が合っていて、うねりのように感動が押し寄せてきました。涙を流している人もいます。
僕も目頭が熱くなることが幾度かありました。
第3楽章に入る前は、間合いが長く、小澤征爾さんが黙祷をしているようにも見えました。
フィナーレも素晴らしく、大きな拍手とブラボーが聞こえました。
出演者関係者全員で記念撮影をしていました。
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娘のすぐ後ろが小澤征爾さんでした。
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音楽堂から出てきた娘に声をかけると、一緒にいた6人ほどの若い女性出演者たちが、「ええっ!パパなの?」「そっくり。」とか言いながら集まってきたので、ちょっと緊張ぎみに話をしました。きっと、だいぶ鼻の下が伸びていたことでしょう。