子育て

  文部科学省で学校を使って夜まで子どもたちを預かろうという政策が進んでいます。現場の教員には全く議論の余地なしです。
  子どもたちは学校で朝から夕方まで勉強し生活して、早く家に帰って、ゆっくりしたいと思っているのではないでしょうか。しかし、親が仕事をしているので、どこかで預かってほしいというニーズが高まっているようです。
  今の親は子育てより仕事を選ぶ傾向にあります。また、行政も親が仕事ができる環境を整えようとしています。だれが、子どもたちのことを真剣に考えているのでしょうか。子どもたちは学校から帰ると話したいことがあると思います。ゆっくりおやつを食べながら、宿題をしながら、お手伝いをしながら、話したいことがあるし、親の一日についても聞いてみたいのです。そんなふれあいの時間は大切にされないようです。
  お金では買えないひととき、今、この成長期にしか話せないこと、とても大切な時間です。悩みをふともらす、もらさなくても顔に出る、コミュニケーションの仕方を学ぶ、・・・。家庭の中で身に付くことがたくさんあります。
  子どもたちが生きる希望を持って、明日の朝、家をでられるように、家庭のあり方を国民全員で考えていく必要があると思います。