人権同和教育の研修会がありました。
部落差別との出会いをどうするのがいいことなのか、意見が出されました。僕自身は母親から小さいときに聞きました。偏見に満ちた内容でした。しかし、中学校の頃だと思うのですが、部落差別を扱った授業があり、先生から今も残る差別の話を聞いて、涙が出そうだったことを覚えています。それ以降は、母親が部落差別のことを言うたびに、弟といっしょに、「それは間違っている。」「おかしい。」と言って、たしなめていました。それでも、母は今でもその地区の近くを通ると、変わらずに偏見のある言葉をもらします。
教育は大切です。親や近所の人などから伝え聞く偏見だけでなく、社会全体が部落差別をしていたような時代に育っている母は、いつまでも差別をしています。今の子どもたちには、正しい知識を教え、人間が人間を差別することがない世の中を作っていきたいと、気持ちを新たにしました。自分の心の中にある差別心もなくしていかなくてはいけません。
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