がんばれ!上田桃子

  昨日の富士通レディースゴルフは、素晴らしい熱戦でした。
  18番グリーン上で先にパーを決めた横峯さくらに対して、ラフからの難しいアプローチを80cmに寄せた上田桃子。このパーパットを決めると優勝。しかし、ウィニングパットはカップのふちを少し回って右にはずれて、プレイオフへ。
  1ホール目。ティーショットは会心のドライバーショットで、二人ともフェアウェイ。第2打もそれぞれバーディがねらえる位置にオン。少し遠い横峯が、さきほどのパットと同じラインでバーディパットを決めた。はずしたら負けの3mパットを上田桃子が入れ返す。素晴らしい集中力です。
  2ホール目。上田桃子は第2打でグリーンをねらえない。第3打は、パーオンしている横峯に対してピンそばをねらうが、少し短く、バンカーへ。第4打はグリーン方向に打てずに、またバンカーへ。第5打でバンカーから出した上田桃子は第6打でグリーンへのアプローチ。4mのパットを残す横峯が3パットしても勝つことができるのに、最後までプレーする上田桃子の気持ちを考えるといたたまれない思いでした。グリーンに上がる上田桃子の目には涙が浮かんでいました。自分への悔し涙なのでしょうか。一回り成長した上田桃子を感じました。