岩清水の柱状節理

上小理研地質グループで岩清水北側崖の柱状節理周辺を調べました。
岩清水地質調査地図.jpg
icon01.gifを利用させていただきました。
菅平旧有料道路から南に入り、崖に出ました。
高見澤横岩壁1.jpg
崖の下にあった白っぽい石をハンマーで割ってみると、高屋火山からの噴出物の特徴である角閃石がたくさん入った安山岩質であることが分かりました。
ゴトミキ火山噴出物1.jpg
小山進先生が80年ほど前に殿城村で採取した角閃石の大きな結晶と同じようなものが見つかるかどうか調べたいと思います。
900万年前ごろの溶岩の崖が続いています。
高見澤横岩壁3.jpg
柱状節理になっています。
高見澤横岩壁2.jpg高見澤岩壁4.jpg
硬い輝石安山岩でできています。
柱状節理.jpg
振り返ると殿城山が見えました。
高見澤岩壁と殿城山.jpg
柱状節理の岩壁が200mほど続いて、急に柱状節理から火山灰層に変わります。
火山灰火砕流層2.jpg
左側が溶岩、右側が火山灰層です。
左溶岩右火砕流.jpg
左が火山灰層、右が溶岩です。
左火山灰右溶岩.jpg
溶岩が陥没して、上部の火山灰層が入ってきたのかもしれません。
柱状節理の細かい隙間にシダが生えていました。
柱状節理2.jpg
崖の上に行ってみました。
上から見た火山灰層.jpg
左側が溶岩で、右側が火山灰層です。
上から見た火山灰層と左溶岩.jpg
先週行った笠ツブレ山が見えていました。
高見澤と笠ツブレ山.jpg
岩清水から道路を下って行くと、湧き水がありました。
左口の沢湧き水.jpg
この道路横にある火山灰層についても調べたいと思います。
お昼から雨になるというので、調査を終了しました。