信濃教育会全県研究大会理科が佐久中学校でありました。
玄関前の銀杏が朝日に黄色く輝いています。
体育館で開会式や授業がありました。
授業は発熱反応と吸熱反応の学習です。
最初に、弁当を温めるものが付いて売っているものを試してみました。
入っていたパックを水にひたすと、しばらくして湯気が出てきて、生徒からどよめきが起きました。
「反応して熱が出るものと出ないものがある。」という考えに挙手していた生徒が多かったです。
実験は一人一人が体験できるように準備されていました。
結果発表があり、その理由を考えました。
後の研究会では、導入や実験は素晴らしかったが、課題をもう少し工夫するといいことや、個人追究ではなく、グループで話し合ったり、全体の場で追究したりしてはどうかという意見が出ました。
僕が司会をしたCグループの討議内容です。
全員が発言でき、有意義な授業研究会となりました。
午後は体験工房です。
最初にイオンの移動を見る実験をしました。
食塩水をしみこませた濾紙をスライドガラスに乗せ、27Vの電圧をかけます。
その上にリトマス試験紙を置き、その真ん中に水酸化ナトリウムをしみこませた細い濾紙を乗せます。
すると、水酸基がプラス極に引きつけられて移動するので、リトマス試験紙の色がプラス極に向かってだんだんと青くなっていきました。
PH1から3までの水溶液を10倍に薄めて作って、PH試験紙で確かめました。
PH4になると、あまりはっきりと出ませんが、3までなら色がはっきりと出て、合っていることが分かります。
他にも手回し発電機を使って、ハイブリッド自動車を知るとか、骨伝導や糸で音が分かることなど、楽しい実験がたくさんありました。
これは、声の振動で紙コップの上のヘビが回る実験です。
小学校でも理科クラブなどで使えそうです。
コメント