信大農学部でCST研修「地形・地質からアルプスの生い立ちを探る」がありました。
最初に行ったのは、高遠・長谷から流れて来る三峰川が天竜川と合流する地点です。
この川原では変成岩が見つかります。
ハンマーで割るときれいな岩石の状態が見えます。
結晶片岩は緑色っぽくて、縞模様が見えます。
左が蛇紋岩、右側が結晶片岩です。
結晶片岩には、赤っぽく見えるものもあります。
広域農道を南へ向かい、扇状地の様子を観察しました。
駒ヶ根市赤穂の「十二天の森」へ行きました。
ここには、田切断層の露頭があります。
河岸段丘と思われていたものが、断層だと分かったのです。
地図で見ると扇状地の様子と田切断層がよく分かります。
もう少し南へ行って、中田切川の地層が見える所へ行きました。
砂岩の上に火山灰層が乗っていて、さらに上に風化した花崗岩が乗っています。
左が風化した花崗岩、右がカクセン石を多く含んだ火山灰です。
60万年前の御岳からやってきた火山灰で、椀がけをすると、黒いカクセン石の結晶がたくさん残ります。
川の中に大きな石があり、ざくろ石(ガーネット)の赤い結晶が見られました。
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