梓川の石

信州大学教育学部附属松本中学校でCST研修がありました。
松本市から北アルプス方面の地形図と地質図を見ながら、梓川にある石の種類を予想します。
梓川は槍ヶ岳や穂高岳を源としています。
そうすると、その山を構成する岩石である花崗岩・安山岩・堆積岩・変成岩等が流れてきているはずです。
実際に梓川へ行ってみました。
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川原でいろいろな石を見分けていきます。
ハンマーで割ってみたり、実体顕微鏡で鉱物を見たりして石を分類していきます。
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大きく分けると堆積岩・火成岩・変成岩の3種類に分けられます。
次に粒子の大きさや鉱物の種類と大きさなどで、分けていきます。
花崗岩と閃緑岩です。
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はっきりとした境はありませんが、黒色鉱物の割合で決めていきます。
花崗岩は北アルプスの石です。
焼岳や乗鞍岳のような新しい火山からは、角閃石や輝石を含んだ安山岩質の石が多く出て来ています。
古くからある岩石には、チャートや砂岩などの堆積岩が変成した石があります。
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チャートと泥岩が縞模様になった石を見つけました。
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地質図で予想した通りの石を見つけることができました。
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