第16回長野オリンピック記念 長野マラソンレポートその3

五輪大橋を渡るときに、飯縄山・黒姫山・妙高山が見えました。
中間点を過ぎて、ホワイトリングの折り返しに向かうとき、城下小学校の保護者の方から声をかけてもらいました。
家族で応援に来てくれていたのです。
だいぶ疲れてきていたのですが、元気をもらいました。
そのときの写真です。
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また、沿道には応援の人たちが大勢で、ハイタッチをいっぱいして、笑顔と励ましの言葉をもらい、こちらも自然と笑顔になり、「ありがとう。」と答えました。
松代に入り、上信越自動車道の側道に入ったあたり(俗称「ふたこぶらくだ」)で、ペースダウン。
千曲川の土手に出ると向こう岸をたくさんのランナーが走っているのが遠目に見えます。
あまり先のことを考えず、近くを見て少しずつでも前に進もうと走り続けました。
橋を渡ると下流に向かって土手を走ります。
あと7kmです。
この堤防道路の長いこと。何度も歩こうと思ったことか。
その度に沿道の応援してくれている人の前で歩くわけにはいかないと思い、スピードは落ちましたが、歩かずに走りました。
足の親指が靴の先に当たって痛いです。
お腹もはってきました。
あと3km。
応援してくれる人から、こんな言葉が聞こえてきました。
「あと3kmしか楽しめないよ。」
長野マラソンを、あと3kmしか楽しめないのです。
もっと楽しみたいと思っても、もう少しでゴールになってしまいます。
そう思って、最後の直線道路を走り、オリンピックスタジアムに入りました。
ゴールまでの200mほどにハイタッチをしてくれるチアリーディングの人たちが大勢いて、全員とハイタッチをしてゴール。
午後1時10分29秒でした。
歩かずに走り続けた42.195kmでした。