塩尻市洗馬へ火山灰の採取と鉱物を調べる研修に行きました。
長野県総合教育センタ-の講座です。
梨の木という所で約10万年前から3万年前の火山噴出物の地層を調べました。
林道にマムシがいました。
軽石層があり、一番下(古いもの)から、Pm-1A・1B・2A・2B・3A・3B・3Cと、野尻湖博物館長が名前をつけたそうです。
層がよく分かるように草かきで表面を整えました。
軽石層の横に断層がありました。アルミ板を断層に3点で当てて、クリノメーターで断層の走向傾斜を調べると、N80°W 60°Nでした。
軽石層の中に約9万年前の鹿児島南方にあった鬼海カルデラからの噴出物が積もったKTZが入っています。
細かくて、全て流れてしまうそうです。
次にそれより古い約70万年前の御岳からの噴出物を観察しました。
この層の中に北アルプス方面から飛んできたクリスタルアッシュが含まれていて、黒雲母が風化した「ひる石」という変な鉱物が入っています。
林道沿いには、モミジイチゴがたくさんの黄色い実をつけていました。
食べてみると、甘くてさわやかで、食後のデザートにぴったりでした。
川でさきほどの火山灰を洗いました。
ルーペで観ると、鉱物がきれいに見えました。
奈良井川の崖に行きました。
洗馬タフと呼ばれる凝灰岩で、167万年前に来たアルプス方向から流れてきた火砕流だそうです。
川で「わんがけ」すると、緑っぽい普通輝石が入っていました。
コメント