CST(コア・サイエンス・ティーチャー)の研修で青木島小学校へ行きました。
講師の先生は7月28日(土)の研修と同じ先生です。
今回は地層をはぎ取った標本を作るというものです。
子どもたちに実物を理科室で見せることができる。
光を当てて顕微鏡などで詳しく観察することができる。
などの利点があります。
すぐ近くの丹波島橋へ移動しました。
橋の上から犀川の様子を観察します。
裾花川が合流していて、鬼無里方面で雨が降ったらしく、泥水が犀川に入り込んでいました。
川はカーブの外側が削られるため、堤防を補強していますが、さらに内側に水路を作って水をカーブの外側にやらない方法もとられています。
その真っ直ぐな水路も一年たてば蛇行してきています。
橋の上から説明を聞きました。
いよいよ川原に下りていきます。
左岸の川原で地層が見えるところをさがします。
アカシヤがたくさん生えてきていて、根っこが多くある場所が良いということで、表面にあるアカシヤ・草・根を取り除きました。
下の方が細かい粒子の層で、上が粗い粒子になっていました。
しかし、根っこが多すぎるので、良い標本がとれないということで、別の場所をさがしました。
アカシヤの根が少なく、レキ層が間に入った砂の層がありました。
礫層の上下が砂の層になっていて、はぎ取りができそうです。
いよいよ地層のはぎ取りをする方法の説明を受けました。
地層表面を斜めに平にして、霧吹きで十分湿らせます。
ボンドを刷毛でぬり、水に溶かして層にしみ込ませます。
寒冷紗をかぶせて、またボンドと水でくっつけていきます。
ボンドが水に濡れると白くなり水にとけて地層にしみ込み、やがて固まります。
乾いたら、クリノメーターで走行傾斜を測って、寒冷紗に書き込みます。
そうしたら、寒冷紗を引っ張り、地層をはがしていきます。
思っていたより、しっかりくっついて、大きな石も落ちません。
参加者全員11名が地層標本を作ることができ、満足して犀川の川原を後にしました。
コメント