安房峠周辺や13号カーブ周辺を1時間以上行ったり来たりして、ようやく登山口を見つけました。道路の両側が広くなっていて、20台ほどの車が駐まっていました。
午前中の早めの登山が原則ですが、できるだけ行ってみようと、11時30分に出発しました。
15分ほど樹林の中を歩いて、日影で少し広くなっていて、腰掛けられる根っこがあったので、昼食にしました。
サンドイッチとおむすびを食べました。
10分ほどでしたが、誰も通りませんでした。
11時55分に出発。
樹林の中を登ります。
沢渡から上高地方向へ何度もヘリが行ったり来たりして物資を運んでいます。
ピークを登りつめると、少し窪んだ所があって、また、少し登って、また窪みという感じの登山道です。
何という花でしょう。ウスユキソウの仲間でしょうか。
大きな木が少なくなり、なだらかになって、焼岳が見えてきました。
午後になり、天気も悪くなってきたので、下ってくる人ばかりです。
リンドウの仲間でしょうか。赤い実はゴゼンタチバナ。
ナナカマドとシラカンバ・ダケカンバがたくさんあって、紅葉の頃はさぞかし美しいことと思います。
登山道が下堀沢に当たりました。
大きく掘れています。
硫化水素の臭いがしました。
前穂が見えましたが、頂上は雲の中です。
雲が多くなって、入道雲が発達しているようなので、霞沢岳に雲がかかったら下山しようと決めて焼岳をめざしました。
少し日差しがある焼岳北峰方向。
まだ霞沢岳の頂上はかくれていない。
焼岳の溶岩ドームがだんだん近くに見えてきて、噴煙もはっきりと見えます。
溶岩ドームの左下から3つ、上から1つの噴煙が上がっています。
登山道にごろごろしている石は、どれも黒い角閃石が多く入っています。
南峰です。
ノハラアザミと溶岩ドーム。
もう、あと30分ほどで登れそうな距離まで来ましたが、残念ながら、霞沢岳に雲がかかってしまいました。
午後1時14分、引き返すことを決意。
今まで下りの登山者で一度あいさつした人たちをどんどん追い抜いて下山しました。
すると、1時30分、ついに雨が降り始めました。
もう樹林帯に入っているので、雷が鳴っても、ひとまず安心です。
雨は15分ほどで止み、2時に車へもどることができました。
もう一度、紅葉の頃に挑戦したいと思いました。
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